Last Updated on 2022年7月23日 by maco
一人暮らしの母が認知症の初期かも…
うちは二世帯住宅。
1階に実母がひとりで、2階に私たち家族が住んでいます。
なので、母は、厳密に言えば一人暮らしというより、同居家族がいる感じではありますが、実際私もずっと母につきあっているわけではないので、一日中ひとりでいる高齢者です。
それが最近、ちょっと認知症の初期症状ではないか、と思えるふしが出てきたのです。
今年に入って転職活動、入社して研修…
母のことをケアできなくなっていたので、ひょっとして母を放置していた私のせい…?(ノД`)・゜・。
認知症の初期症状、疑われる母の様子とは
ちょっとしたことが記憶できず、何度も同じことを言う
実は今、部屋数が足りなくなり、私が寝るときだけは1階の母の家で寝ているのですが…。
毎朝、私が心配で起こしてくれようとしています。
(もちろん私は、仕事があるので自分でちゃんと起きています!)
それが、土曜日も日曜日も関係なく起こしに来てくれるので、疲れている私は「休みだからもう少し寝かせて」というと、「今日は会社にはいかないの?」と言い始めました。
おそらく曜日をチェックしていなのではなく、感覚がないのか、見ていないのか…。
曜日については、毎日が休みのようなものだから、どうでもよくなってしまったのか。
毎晩、「明日が私の休みかどうかをメモで教えてほしい」と言われるのですが、めんどくさくて、そんなことができずにいます。

最近は、もう休みの日に起こされても諦めて応じることにしました。
私はいつになったら寝坊ができるのでしょう…。
前日に話し合ったことが翌日くつがえる
毎日仕事になったので母に付き合う時間も激減(それまでもほとんど日中は会っていなかった)。
夜ご飯を作って持ってくるのも大変なので、高齢者用のお弁当を注文することになりました。
「月水金に注文して、あとは私ができるだけ作るね」と言っていたのですが、母は翌日、一週間毎日届けてもらうと自分で書類に書き込んでいました。



その書類に書かれた私と母の電話番号が、まったくのデタラメでした。
電話番号って、昔から自宅の電話も記憶されているはずだし(去年のアポ電騒ぎの際に自宅の固定電話はなくしたけれど、でも電話番号は覚えているはず)…



まったくひとつの数字も合っていません。
一体どこの電話番号書いたの?というレベルで間違えています。
存在しない番号なんです。
「自分はボケ始めているのかも」という事実に動揺する
記入した書類の電話番号については、つい私も「これ、どこの番号をかいたの?」と突っ込みましたが…。
母はうろたえます。
そして、そんな間違い、なんでしたのかわからない、といった動揺っぷり。
ほかにも書類には間違いが散見されました。
きっと「娘に迷惑かけないように、自分で書けるところまで書いて、連絡しよう」とお弁当やさんにも連絡したのですが…。
そもそも相談した内容と違うことを電話しているので、全部最初っからやり直しです。
母の行動を訂正して連絡しなおすことが、もうやりきれないほどめんどくさくなっています。
自分はボケてはいないと取り繕おうとする
さらに母は、いろいろな場面で「自分はまだしっかりしている」とアピールしてきます。
そのくせ、何度も同じことを言っているので、さらに墓穴を掘っているのですが、それは気づいていない様子です。
この間は、気が付いたらコンロの火もつけっぱなし。
そこから「火は使わないことにして、レンジだけで食事を作ろう」と約束し、我が家の夜ご飯の残りを次の日の昼に食べてもらうようにしました。
朝食がパン食からごはんになった
母はずっとパンが大好きで、70年間、朝食はパンでした。
卵焼きは朝、私が焼いて下に持って降りるようにしているので(コンロの火を使わない対策)、パンをトースターで焼けば、パン食は続けられる環境です。
しかし、なぜか私が「昼ごはんに食べて」と持ってくる夕食の残りを、朝からチンして食べています。



「朝はごはんにすることにしたの!」と言います。
おそらく…私が持ってきたものを、そのままチンするという流れが出来上がってしまって、パンを用意することすらできなくなってきたようなのです。
もしくはめんどくさいのか。
それを「あなたの料理がおいしいから」「朝はごはんのほうが力が出るから」。
しかし…私はそれについても懐疑的に見てしまいます。
たぶん、理由はそれじゃないでしょ…。
→ 私が疲れて料理が作れないときのために、冷凍お弁当も注文しようと思っています。



表情が変わった
痴呆を疑っている一番の理由が、表情です。
なんだか、どうもぼんやりした顔つきになってきました。



大丈夫?と尋ねると、普通に会話しているような体で話し始めるのですが、いつもそれが「いきなり尋ねられたから適当にごまかす」話題のように思えています。
ちょっと怒りっぽくなっている気がする
母が、なんとなく、本当になんとなく、なのですが…
怒りっぽくなっている気がするのです。



それでも私は、すべての面倒を見られない
そりゃ、私は実の娘だし、2階に住んでいるし、私が面倒みるのが筋かもしれません。
しかし、私は母のすべての面倒を見られません。
1)まだ子供の世話が終わってない
大きくなったとはいえ、進路の話し合いや食事、お弁当など、やはりまだ私がやる仕事はあります。
2)ドケチ夫にも手がかかる
ドケチ夫ですが、あっちもあっちで還暦を迎え、毎日家でダラダラしていて、「体調が悪い」だの「疲れた」だの「早くめし」だの…
子供以上にこっちが本当に手がかかるのです…。
3)私は仕事を辞められない
自分で自分のことをやろうとしない、他力本願なドケチ夫と別れたいため、私は『仕事をする』のを辞められないのです。
もう私だってアラフィフ。
一度辞めたら、また再就職先を探すのが大変になります。



でも、せっかく得た仕事を私は捨てられません。
私が家にいたら、母の介護はできるでしょう。
でも私は、きっと疲れ果ててしまう気配もあります。
母もひとりで住みたいというからには、できるだけ自分でできることは頑張ってほしい。



「母のために自分の仕事を諦めてしまった。
母は長生きできたが、私の将来はなくなった」
と思ってしまいそうです。
このあたりは、賛否両論あるでしょう。
でも私には、いざというときにもお金をケチる、頼りにならないドケチ夫より、自分で稼いでちゃんと手にできるお金のほうが大事なんです。
4)自分が倒れるまで人の世話ばかりできない
母の世話を一生懸命、身を粉にしてやっても、きっと誰もが「まこは全部できるからお願いね」で終わります。
母も夫も、育児についてはこれっぽっちも手伝ってくれなかった。
いつもいつも、「私はこれが苦手だからあなたやってね」で、私だけが奉仕する形。
若いときは、サクサクなんでもこなせたけれど、私だってもう50近く。
頭だって回らないし、記憶力だって悪いし、昔ほどの仕事量はこなせません。
私は今までもずっと、他人の世話ばかりで疲れ果てているんです…。
これ以上、自分を殺して人のために動く元気はありません…。
だって、助ける一方で誰も私を助けてくれない…。
来週、脳神経外科に連れていきます
仕事を始めて、てんてこまい。
子どもの進学。
ドケチ夫がさらに性悪に。
母の痴呆の始まり…?
私自身の毎日の疲れの蓄積…
今年は、私にとっては山場だなと思っています。
なんとなくですが…
気力も体力もないのに、考えなければいけないこと、こなす必要のあるタスク、決断しなければいけない問題が山積み。
本当に今年の年末、「やり切った」「すべてうまくいった」と思えるのかどうか…。



母自身も、自分が呆けていたらどうしようと思っているし、できるだけ長く、生まれ育ったこの家にいたい、施設には行きたくないと言います。
「それなら、物忘れがこれ以上進行しないように、お医者さんに一度診てもらおう」と、来週、脳神経外科に連れていくことにしました。
どういう状態なのか、私も母の現在を把握しておきたいからです。



自分だって五十肩で体が思うように動かず、疲れていても休めず、いつも誰かに依存され、誰かのために動かなくてはならない…
アラフィフって結構つらいな。と感じる今日このごろです。
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