【介護日記】高齢母をショートステイに。ようやくゆっくりできた週末の過ごし方

Last Updated on 2022年9月19日 by maco

要介護2、アルツハイマー型認知症の母と二世帯同居中の私。

昨日から2泊3日で、母にショートステイに行ってもらっています。

疲れがたまりすぎて体が動かなかった介護家族(私)2.5日間。

ようやくホッとできました。

目次

母をショートステイにお願いするまでのやりとり

脳神経内科医

1泊2日ではゆっくり体が休まらないと思います。

2泊くらいショートステイに行ってもらって、娘さんも休んでください。

そう言ってもらった言葉がずっと頭に残っていて、ようやく先週末、母にショートステイに行ってもらいました。

私はいいよ。行くよ?

そう、言い聞かせるように繰り返す母。しかし…

だってもう予約しちゃってるんだもんね?

私さえ我慢すればいいんだから

などと、何度も繰り返しておりました。行きたくないんでしょうか…やっぱり…。

しかしここで母の気持ちを尊重しすぎると、私疲労回復できません

ごめんね、お母さん、本当に私、疲れ果ててしまったんだよ。

このままずっと同じペースでお世話はできないよ…

そう思いながらも、母にはちゃんとした言い訳を…。

仕事と学校の用事でどうしても一日中家にいられないから、お母さんの食事が用意できない、ごめんね。

罪悪感がないわけではないけれど、私が自分の健康と生活を取り戻すことに罪悪感を感じるのだってダメ

そう自分に言い聞かせて、乗り気になれない母をショートステイに託しました。

ショートステイ中の介護家族(私)の過ごし方をご紹介

母がショートステイに行ってくれた。

迎えの車を見送って、どれだけほっとした気持ちになったか…(笑)

こうなったら、自分のために時間を使わなくてはいけません。

ショートステイ中の介護家族(私)①:寝る

まずは寝ました。2度寝です。

いつも2度寝はしているのですが、ショートステイを見送った日はさらに解放的な気持ちになります。

母の帰宅を考えなくていい。

しかし結局、「油抜き、小麦粉抜き」の食事療法を、と思っている夫に「めし!」と起こされるわけですが…。

ショートステイ中の介護家族(私)②:サ活

今回、どうしてもやってみたいことがありました。

それは「サ活」。そう、「サウナに入る」というやつです。

家のまわりになかなかよさげなサウナがなかったのですが、まあまあ近場のスーパー銭湯にサウナを発見。

夫のブランチを出した後、子どもの帰宅までのわずか2時間半でしたが、お試しで行ってきました。

サウナを体験したときは、サウナの何がよいというのか、いまひとつよくわかりませんでした。

しかし…サ活なんてやったことのなかった私には新しい世界だったことは間違いなく…。

休憩室のチェアに座った瞬間、寝落ちしてしまったようです。

非常に短時間だったにもかかわらず、なんだかぐっと休めた気がしました。

今回は短時間しかなかったので、次回は少しゆっくり行きたいです。(寝るために!)

ショートステイ中の介護家族(私)③:食事は徹底的に手を抜く

毎日、夕方5時に母の食事を急いで出し…

その後子どもに軽食を出し

夫には油抜き、小麦粉抜きの食事を作り、

運動系の部活から帰宅した子どもの食事を作るなど、毎日食事づくりに追われている私。

もうダメでした。ご飯作りたくないんです。

夫が食事にうるさいので、結局夫には作るわけですが…

そもそも母がいなくて気が抜けている私には「やる気」なんて残っていませんでした。

加えて低気圧の接近で体調も悪くなってきた私。

自分のご飯は、白米に漬物とわかめのお味噌汁だけ。

家族にはそぼろ丼と、ほうれん草のお浸しと、わかめのお味噌汁だけになりました。

夫は「なんだこの手抜き飯は」と言ってきましたが、私は許しません!!!

だってこれだって「ちゃんと作ってます!!!」

文句言うなら自分で作れや!!の世界ですわ!

ショートステイ中の介護家族(私):④いつも通りの1日を送る

ショートステイを2泊入れたからには、特別なことをするのだろうと思われるかもしれませんが…。

「特別なこと」は、2時間半のスーパー銭湯とサ活だけでした。

これ以外、どこに旅行に行くわけでもなく、普段通りの週末があるだけです。

子どもの部活を、母を気にせず様子を見に行くくらいが関の山。

何をするってことでもない普通の週末です。

旅行に行ったらストレス発散できるかもしれないけど、お金も散財することになるし…

私は「母のことを考えないで過ごせる1日」、これ以上の贅沢はないなと感じたのが今回でした。

ショートステイ中の介護家族(私):⑤子どもとゆっくり向き合う

いつもいつも、母に階下から呼ばれて飛んでいく私。

子どもの話にゆっくり耳を傾けることもありませんでした。

子どもが勉強できていないのもわかっていたけれど、見てあげることもできていませんでした。

今回はゆっくり、試験前の子どもに向き合ってあげられたと思います…。

もちろん勉強をするのは彼の仕事。私は見守るだけの存在ですが…。

何がわかっていて、何がわかっていないのか。

それは定期的に知っておく必要がありますよね…?

結局だらだらとお気に入りのYoutubeを教えてもらうくらいになってしまいましたが、なかなかないことでした。

ショートステイ中に気が付く日常の過ごし方「かなり気を張ってたんだ」

認知症の母との生活は、普通の生活にちょっと負荷がかかっているだけ、と思っていました。

しかしやっぱり違うようです。

✔ トイレで何か失敗はしてない?

✔ お腹すいてない?

✔ 勝手に薬、飲んだりしてない?

✔ 翌日の予定に混乱したり、不安に思ったりしてない?

✔ ちゃんと寝れてる?起きて変なことしてない?

介護生活には、こういういろんな不安が、私の日常に「当たり前のように」横たわっているのだと実感しました。

それはこうしてショートステイなどで距離を置かないと見えなくて…。

「私だけなんとか頑張れば」という気持ちの糸が途切れたら、何かに支障が出る。

それは母への塩対応だったり、仕事や学校への連絡などのミスだったり…。

そしてこういうミスや後悔が、さらに疲れている自分を追い込むんですよね、きっと。


9月になり、台風のニュースが報道されるようになりました。

私の住む地域にも朝から雨予報。

気圧の関係か、今日はぐったりしてしまって起き上がることもできませんでした。

そうこうしているうちに明日、また母が帰ってきます。

ゆっくりできるのは今日までで、明日の夕方からはまた食事で忙しい日々がやってきます。

「無理はやめよう」と思おうとしているけれど、なかなか難しいのが「無理しない」こと…。

しかしまた通常に戻るしかありません。

なんとか、なんとかやっていきたいと思います。

疲れたら早めにショートステイにお願いすることにして…。

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この記事を書いた人

ほぼ50歳になるマコです。若いときに比べて体力も落ち、体の線も変わると、選びたいファッションも変わるし… アラフィフになって思うことを書き綴っています。ダム好き。刑事ドラマ好き。千葉雄大好き。

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