Last Updated on 2021年11月3日 by maco
排水管が1年かけて完全に詰まった
去年の春に排水管が詰まり始めました。
いつも台所にいる私としては、ストレスだったので早く直したかった。
けれど、スポンサーであるドケチ夫が「完全に詰まるまで頑張れ」と言うので、仕方なく自分のできることで対処し続けました。
そこから丸一年。
この春、完全に詰まりました。そして6万円かけて業者にお願いし高圧洗浄。本当に大変でした。
ここまでの過程で、自分でできること、全部やった、やりきったような感じがあるので、それをご紹介してきたいと思います。
結論:詰まりすぎる前に定期点検で業者を呼ぶべし
結論から言ってしまうと、詰まりすぎる前に業者を呼んだほうがいいです。
自己流でやっていると、本当に完璧に詰まってしまいます。
マンションなどだと定期点検があるかと思うのですが、戸建ては経済状況などで軽い問題を先送りしがちです。
ですが、本当はこの段階でやっておかなくてはいけなかった。
おそらくその段階は、「流れが悪くなった」レベルでしょう。
詰まり始めたら、選択肢は高い高圧洗浄しかなくなる気がします。
一度に高額な費用を払いたくないなら、定期的に軽微なつまりから解消したほうがいいです。
【排水管詰まり始め初期】パイプ系洗剤、ピーピースルー等
パイプ系洗剤『パイプユニッシュ』
ドラッグストアで売っている、簡単に手に入る洗剤。
簡単なので、日々のお手入れとしてはいいと思います。
これは家庭向きで、毎日のお手入れ用というレベルだったと思います。
今となってみれば詰まるに使うべき、予備的なものでした。
業務用排水管洗浄剤『ピーピースルー』
市販のパイプ系よりもっと強力なものを、と思ったらこちらになります。
アマゾンでのレビューが高くて、購入に躊躇しませんでした。
結果、我が家はピーピースルーを計3本買いました。
使い方はピーピースルーを排水口のまわりに1/4ほど蒔き、お湯で流し込みます。
これをやった直後は水が流れた実感がありました!
しかし、最後の業者に言われたのは、
「すでに詰まってから、ピーピースルーに高温の温水を流して使うと、中で脂と薬剤が凝固して完全カチカチに固まってしまい、さらに詰まりがひどくなってしまう恐れがある」とのことでした。
詰まっている状況によっては、これに頼るのは危険かもしれません。
レック『激落ちくん 排水管ロングブラシ』
ものすごく安くてとても使いやすい、使い捨てのロングブラシ。
これも何度も買わせていただきました。
バラ肉の料理が好きな私なので、これで取ると黄色っぽい油がぎっとりとついてきました。
自分で掃除したな!っていう感じがするのがいい点。
しかし長さはそこそこなので、キッチンの排水口の奥のほうまでは汚れが取り切れないので気休め程度です。
ちなみにトイレの手洗い場や洗面所などはこちらは今もよく使っています!
細いので、まあまあ奥まで入っていると思います。
コンパル『パイプクリーナー』
どうにも奥まできれいにできていないことが気がかりだったので、こちらのワイヤータイプも購入しました。
レビューは高いのでこれは使ってみたかったのですが、買ったものの私の家の排水口には合いませんでした。
どういうことかというと、先についている先端が意外と大きくて?
我が家の排水口は、中のほうで小さな仕切りがあるのか、それにぶつかってしまい、その道を超えられなかったのです。
ただこれは、入れてみないとわからないことじゃないですか?
50cmくらい先のほうにその仕切りがあるらしく。
我が家の排水口は横に伸びているため、上からは中の形状が全く見えないのです。
なのでこれは、買ってみてダメな場合もある程度に考えていただけたらいいと思います。
レビューは高いので、排水口の形状次第だと思います。
ヤクニタツ『パイプブラシホースクリーナー』
こちらも購入しましたが、うまく入れることができませんでした。
なので具体的なレビューができないのですが…。
パイプの奥が細いんですよね…すべてそこではじかれてしまいました。
お上品な、細い排水管のキッチンを選んだわけではありませんでしたが、本当に失敗しました。
このあたりで、「この排水管のキッチンになんでしたんだろう?」という自分に対する怒りも出てきました。
【排水管詰まり中期】業者に頼むレベルの排水管洗浄
ここからは、もうモノではらちがあかなくなり、業者を頼ることにしました。
イエコマ
なかでもイエコマは排水管洗浄が4か所で格安だったので、こちらに頼んでみたのですが、時遅し。
すでに排水管が中で詰まっており、イエコマがやってくれる、下からの排水管洗浄ができる状態ではありませんでした。
(我が家は2階)
そのため、見てはくれたのですが、頼むことができずに終わりました。
完全に詰まったらハウジングメーカーに依頼
イエコマではどうにもならないということになり、すぐにでも依頼したかったのに、やはりスポンサーのドケチ夫が首を縦に振りませんでした。
そこで、約半年、なんとかやり過ごしました。
そして完全に詰まり、流してもほぼ流れず、シンクは皿洗いや料理の水であふれ、
たぷたぷになった汚水は1時間以上たたないと流れないという状況になりました。
これはほんとうにつらかった。つらかったけれど、まあなんとかやりましたけれど。
イエコマももう頼めないとわかっていたので、最後の手段、我が家のシンクを知り尽くしている建築時のハウジングメーカーに依頼しました。

自分の家の排水管の形状を知り尽くしているハウジングメーカーおかかえの業者に、確実に通してもらわなければなりません。
完全に詰まると「ダメだったらほかの業者を探そう」という余裕はもはやありません。
この段階はもう一刻の猶予もない追いつめられた状態でした。
ハウジングメーカーの業者が来てくれました。
しかし、電話でも聞いていた通り、金額は高かった。



結局貫通するまでに2時間半、おじさんは汗だくになりながら格闘してくれて…。
ようやく開通しました。その時に言われたのは…



ただ築13年何もしてこなかったなら、詰まって当然というところもあります。
詰まり始めにいろいろな洗剤、化学薬品をお湯で流し込んだから、化学薬品が中で固まってしまったんですね。
その繰り返しで、さらに流した脂が石のようにカチカチに重なってなっていたんです。
ここまでになる前に、3~5年ごとに業者に排水管洗浄してもらうほうがよかったですよ。
うちは完全に中で塊ができてしまっていたため、上から高圧洗浄してもダメだったわけです。
おじさんはガリガリとパイプの中の塊を削る作業に、ものすごくてこずっていました。
番外編 こんなものもやってみました
最後の業者を呼ぶ一歩手前の段階で、もうどうにもならなくて「今自分にできることは何か」を必死でやった最後の「悪あが期」がありました。
もう手当たり次第やらないと、の追いつめられた状態です。
トイレの『ラバーカップ』
言わずと知れた、トイレ詰まりを直すゴムのスッポンスッポンみたいなやつです。
最終段階に来なければ、これを使うことは頭にさえ浮かびませんでした。
なんとかこれで詰まりが取れればと使いましたが、結果的には全くダメ!
そりゃそうですよね、中が石のように固まっていたんだから…)



『単なる針金』
どうにも詰まりが解消されないため、スーパーで買えるもので何かできないかと、トイレのラバーカップと一緒にダメ元で購入した針金。
柔らかすぎてぐにゃんとなって、まったく先に入っていきませんでした。



ちょっと考えたら理解できることでしょうが、ここまで精神的に追い詰められたということです…((+_+))
一戸建てで排水管を詰まらせないためにできること
排水管が詰まり始めてから完全に詰まるまで丸一年だった
普通のご家庭だったら、詰まり始めた段階ですぐに業者を呼ぶことでしょう。
しかし我が家はドケチ夫。
「完全に詰まるまで、なんとか業者を呼ばず頑張れ」と無責任に言い放ったため、今回このような結果になりました。



その後の半年は「詰まりがひどくなり、たまっていく汚水しか目に入らず、食器洗いで日々泣きそうな状態」と言えます。
一戸建てだからこそ少なくとも3~5年で業者の定期点検・洗浄をすべき
マンションだったら、定期的なメンテナンスがあるところもあるでしょう。
ただ一戸建ては定期的に何か言われることもないため、費用をかけたくないと詰まるまで何もしないケースがありがちです。
排水管の奥の狭さや詰まりの状況は、私たち一般の人間には外からは全くわかりません!



皿を洗う前に、汚れをふき取るひと手間を
「このくらい大丈夫だろう」という気持ちのもと、いつも脂をお湯で流したりしてからお皿を洗っていましたが、それはダメだと最後の業者に注意されました。
必ず拭き取り作業でいらない脂を排水管に流さない努力をしましょう。
それ以来、排水管を詰まらせたくないドケチ夫は自分で食べ終わった皿を使用済みティッシュで拭きあげています。
私も、いらないウエスやキッチンペーパーで汚れを拭き取ってから皿洗いをするようになりました。
まとめ
排水管を詰まらせないためには、事前の努力と心構えが大事です。
✔ 食器洗いで脂を流さないように事前に汚れを拭き取る
✔ 排水管の洗剤でお手入れをするが、効き目は過信しない
✔ 3~5年の定期点検で業者に排水管を掃除してもらう
✔ 詰まり始めたらすぐの対処が大事。自己流を繰り返さずプロに依頼する
排水管が詰まっている間中、ものすごくストレスでした。(半年は苦しみました)
汚水が流れないため、汚水が引くのを待ちながらの食器洗い。
最後は1時間くらい置かないと食器が流せないため、食器を洗うこと自体に恐怖感が出ました。
我が家のように耐久レースみたいなことはせず、さっさと業者を呼んで、安くやってもらえるうちに対応するのがよいです。



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