Last Updated on 2022年7月23日 by maco
日本中にキレる「暴走老人」増加中?自分もそうならないための家族からの提言10戒
警察沙汰もある昨今の「キレる老人」問題。
我が家でも他人事ではありません。なぜならうちの場合、夫が「キレる」暴走老人系。
現在アラ還(アラウンド還暦、ということでほぼ60歳です)の彼を近くで見ていて、自分は10年後、こうなっちゃダメだ…という思いが募ります。
今回は、私もこれから先、都度この記事をみて自分を戒められるように、高齢者一歩手前の私が思う「キレる老人にならないための十戒」を考えたいと思います。
[box01 title=”うちの夫のキレる老人度”]
- テレビに向かって文句ばかり言っている
- 帰宅すると「今日はこんなことがあった」と、誰かと言い争いをした話を持ち出す
- よくよく話を聞くと、警察が出てきたときもあるようだ(!)ヒー!
- 家族に対してもイライラしている[/box01]
ちなみに、「家族なら、嫁なら夫の暴走を止めろ!」という方もいらっしゃるかもしれません。
言ってます! 戦ってます!
それでも自分を絶対に変えない。
ほんっとうに手ごわい相手なんです!!!

1. ITや家電製品のアップデートには這ってでもついていけ
現在のITの進歩のスピードはものすごく速いですよね。
それに伴い、生活でITを使用しなくてはならない場面は増えるばかりです。
スーパーに行ってもタッチパネルでの支払い
スマホでの決済
パソコンでの注文
メールに写真添付 など…
そんなの普通じゃん、と思った方はまだ大丈夫。
「そんなの覚える必要性まったくない!」といった方は、今すぐ見直しましょう。
最新の技術についていけないと思うのはいいけれど、この先、少子化により業務の効率化やITの進歩はさらに進みます。
自分の人生で一番若いのは今なのに、今ついていけなかったらこの先もっとついていけなくなります。
時代に取り残された感が出たとき、イライラが増します。
「時代を先取り」する必要はありませんが、「時代に取り残されすぎない」努力をしましょう。
2. 家族に自分の価値観を押し付けない
「今までどれだけ働いてきたと思ってるんだ」…確かに。
「今までどれだけ苦労したかわかっているのか」…確かに確かに。
でもね。それはあなた自身の体験談として心にしまえばいいです。
時代も違う。考え方もどんどん変わりました。
家族(子供)は、あなたが体験した以上に、思いもよらない苦労をしている場合だってあるのです。
自分の経験談、価値観、考え方は、それはそれとして。
人に押し付けないようにしましょう。
あなたはあなた。家族は家族で別個の人間です。

3. 自分が日本や世界を一番わかってると思ってはダメ
今、政府の要職についている方ならそれは言ってもいいと思うのですが。
ネットやyoutubeの陰謀論だの政権批判だの、それを聞きすぎて耳ダンボになって、日本が終わりだ、世界が終わりだと文句ばかり言わないように。
政権批判は結構ですが、それをぜーんぶ家族に聞かせる必要は全くないです。
もし世界平和を願うなら、家族や他人に文句や愚痴を言うのではなく、あなた自身が世界の平和を維持するために、実際に行動してくれたらそれでいいです。
みんな、自分のおかれた世界で必死に生きています。
あなたはあなたで、平和に暮らしてくれたら、それでいいんです。
必要以上に世の中すべてを敵と思わないでください。
4. 家族であっても、距離が必要と学ぼう
家族に文句を言いたいこともあるでしょう。
そうしたら、文句を言う前に少し散歩なり出かけること。
あなた自身をクールダウンしましょう。
文句を言われた家族は、あなたにも文句を返したくなります。
最初に文句や皮肉を言った方が悪者なのです。
一緒にいればいるだけ仲良くなれると思わないでください。
少し距離があるほうが、人間関係はうまくいきます。
「家族は友達のように。友達は家族のように。」
そうじゃなかったですか?
5. 趣味を持とう
「お金がもったいない」「時間がもったいない」と言って、趣味もなくダラダラと過ごそうとしている人。
意味もなく経過する時間が長いから、いろんなことを考えてイライラのループにはまるのです。
パソコン教室に行くでもよし。
ハイキングに行くでもよし。
温泉に行くでもよし。
趣味がない人は魅力的じゃないし、『テレビが趣味』と言ってリビングを占拠するのは迷惑です。
もしかして配偶者のほうが先に逝くかもしれないのですよ。
自分自身の趣味を見つけて、自分の老後を生きてください。
6. 友達を作ろう
これは…実際今まで友達を作らなかった本人が悪い。と思うのですが…
文句を言ったり愚痴を言って、ストレスを発散して笑いあう仲間がいない。
これは致命的です。
文句や愚痴を家族がすべて吸収してくれると甘えないこと。
いろんな人に小出しにして、家族への小言は最小限にしてください。
そして、自分が発散できないストレスを家族、ひいては外出先であかの他人にぶつけないように、事前に対策してください。
7. 老後の世話を前もって家族に「予約」しない
あなたは不安になってますよね。
老後、誰かが助けてくれなかったらどうしよう。
でも、そう思っても、思ったまんまを家族にすべてぶつけないことです。
「老いたらおんぶしてね」
「老いたら自分のトイレの世話を全部してね」
うちの夫は、小学生の子供たちにそれを毎日(!)言いますが、あまりに言われすぎて、今は子供たちの方が「大人になりたくない」気持ちになりかけています。
せっかく生んだ子供たち。羽ばたこうとしているなら、それを応援しましょう。
自分の老後の世話のために子供を産んだのではないことを思い出しましょう。

8. 精神的不安、体調の不安は積極的に解消すること
イライラは「将来が不安だから」起こるものではないかなと思うのです。
自分自身が高齢化しすぎる前から、住む自治体の高齢者のための対策をきちんと調べて安心しておきましょう。
近所の人や出会った人にイライラをぶつけても、誰にとってもいいことはひとつもありません。
体調が不調であればかかりつけのお医者さんに行って解決すること。
「医者はなんにもわかってない」と自分で勝手に決めつけない。
はっきりいって、あなたがイライラしている理由なんて、本当は医者だって家族だってわかりませんよ。
でもね。お医者さんは、いろいろなケースを見ているから、きっとよりよい対処法や投薬をアドバイスしてくれるでしょう。
老後の不安は自治体へ。健康の不安はかかりつけ医へ。
不安はひとつでも自分の力でまず、解消してください。
家族が変わればあなたが変わるわけではないです。
あなたが変われば、家族も変わります。
9. 理性を持っていた時代を思い出そう
会社に通勤していたときには、そこまで理性なく怒鳴り散らすことはほぼなかったです。
私はそれをずっと見てきました。
人の目を気にしなくてよくなった退職後、あなたは突然イライラし始めましたよ。
所属する団体がなくなった瞬間、自由にしていいわけではないです。
理性なく思ったことをその時に爆発させればいい。
…というような、『自分の心のままに行動すべし』という考えを肯定するのはやめましょう。
私も48歳になって、体が思うこと動かなくなってきていて、どんどん年を取ってきていることを実感しています。
かつてのように精力的に行動できないことのイライラを、他人へぶつけることにすり替えないでください。
理性を持ちましょう。
老いは仕方ないことです。
今できることは何かを認識し、その中で生きていきましょう。
できなくなったことに固執してイライラしない。
今できることを大切にしてください。
10. イライラせずに暮らせる秘訣を、自分の中に探すこと
「車の運転が下手になった」 → 車を運転する頻度を減らしましょう
「車をこんな場所にとめるなと言われてイライラした」 → 車を適当な場所にとめてしまうことをやめましょう
「コンビニの店員にこんなことを言われて腹が立った」 → 人の迷惑になっているから注意されたのであって、最初からそういう行動をしないように注意しましょう
私は夫を近くで見ていて、「自分は悪くない、人が悪い」と主張することが多すぎる、と感じています。
注意されたら、それを倍で言い返さないでください。
自分より若い世代が中心になってきた社会。
そこで共存している以上、その社会のしきたりに従うことは大事なことだし、その中でうまく生きていくことも必要なこと、です。
イライラの種は、「自分がすべて正しい」と思うところから始まっている気がします。
あなたが必死に生きてきた歴史は、若者に賞賛されるべきものかもしれません。
でも、今の若者の生きている時代もそれはそれは厳しくて、むしろあなたの生きてきた「年功序列」「終身雇用」の時代よりも、もっともっとシビアでストレスフルです。
ITの知識は当たり前。
残業減らして、副業推奨。
能力主義…。
昔とは別の軸で、きっと現代社会は本当に大変なんですよ。。。
偉そうなことを私が言ってすみません( ;∀;)
ここに書いた10戒は、キレやすい夫に何度話しても分かってもらえないことばかりです。
他人に言われたら冷静に自分を見つめなおしてもらえるかも?という気持ちで…
プレ還暦世代として、将来の私のアドバイスのためにもと、ここに書き記しました。
偉そうに言っていますが、私もすぐに還暦です。
とにかく、時代についていきましょう!
そして、新しい時代を楽しみましょう!
野菜ジュースやバナナジュースを飲んで幸せに。
(関連性はないですがフレッシュなものを体に取り込むという意味で)
きっとそれが、いつまでも気持ちも若く、また世間からも受け入れられて、周囲にイライラすることもなく暮らせる一番の方法だと思います。

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