文章のおしごと

インタビュー取材成功のコツ②【取材申請書の作成方法、書き方編】

インタビューを成功させるためにはまず「取材申請書」を作成しよう。書き方はこちら

前回の記事で、インタビューの事前準備についてお話ししました。

その中でお伝えした「取材申請書」というのはどういうものかを今回取り上げたいと思います。

 この記事は以下の方に向けて書いています。

インタビュー取材の予定がある、また仕事をしたい初心者ライターさん

地域のコミュニティ紙、学校の壁新聞等で人にインタビューする方

取材申請書とは何か

取材申請書とは、取材を希望する相手に対し、取材をさせてほしい旨の申し込みをする書類のことです。

特に決まった形式はありません。

会社や編集部でいつもやり取りする際の、独自のやり方などもあるでしょう。

今回は私の場合の例をお示ししている形で、これが一番というわけではないので、よりベターなものにカスタマイズしてくださいね。

こう書くべき、という項目を満たしていれば、それで送ることができます。

タイトルは「取材ご依頼書」または「取材申請書」と明記したほうがわかりやすいですね。

取材申請書の体裁

本来は1枚にすべての内容を入れ込めたら一番よいです。

プリントアウトしても、1枚なら先方が扱いやすいですから。

しかし、取材希望の媒体が小さな媒体、あまりメジャーではない媒体の場合は、取材相手に「どんな媒体なのか」を説明する必要もあるため、2枚になる場合も多々ありますね。

相手にその申請書でだいたいの取材概要が伝わらないと意味はないので、その場合は2枚でよいと思います。

取材申請書に入れる内容(2枚で作った場合の例)

1枚目は、FAXでいうところのフェイスシート。

2枚目には、どの媒体のどの部分に何を書きたいから取材をお願いするのか。

そして、いつ、何人で取材させてもらいたいのか、主な質問内容など…

相手に心の準備をしてもらいたいことを書いていきます。

それぞれ、詳しく見ていきたいと思います。

インタビュー取材に応じてくれるといいですね!がんばりましょう!

取材申請書 1枚目

取材申請書を送る日付

取材申請書を送る相手の名前

本人なら本人宛。

「広報部●●宛で送って下さい」と言われたらその方の名前で。

事務所の所属なら、●●事務所ご所属 ●●様 など。

マネージャー宛に送るなら、●●事務所 ●●氏マネージャー ●●様 など。

送り先は臨機応変に変えてください。

「取材ご依頼書」もしくは「取材申請書」と書く

取材者サイドの連絡先

こちらサイドの会社の住所、電話番号等の基本データ、担当者の名前と連絡先、メールアドレス。

ライターの併記が必要であればライターの連絡先なども。

取材依頼の文章

お願いの文章を書きます。(見ていただければわかるとおり、形式的なものです)

取材申請書 2枚目

媒体名

雑誌なら雑誌名、サイトならサイトのタイトルとURLを記入

掲載予定ページ

雑誌、サイトの中でも、どの場所にインタビュー記事を載せるのか。

「話題の人にインタビュー」の特集内か、「会社のトップに聞きました」の特集内か。

それにより、取材相手がどんな取り上げ方をされるのか、事前に見て雰囲気を確認してもらうことができます

掲載予定日

記事を掲載する予定の日を書く。

これは大まかに「6月中に2回に分けて掲載」とか、「6月~7月に2、3回に分けて掲載」などでもよいと思います。

例えばサイトなら、正確なアップ日に関しては、インタビュー後に詰めておき、上げる日近くなったら相手に連絡するという対応でOK。

希望取材日時、取材場所

「●月中のご都合のよい日に1時間程度を予定」など、ざっくりと相手に決める余裕を与えてあげるとよいと思います。

また、取材場所についても、希望があるならこの段階で伝えること。

相手の社内で撮らせていただきたいならその旨も記入するとよいです。(社内の調整があるかと…)

例えば、「卒業された小学校の校庭で撮らせていただきたいです」「公園やカフェで、休日のような風景の中で撮影したいです」など、撮影したい場所はケースバイケースかと思います。

忙しい相手なら、あまり手間をかけずに撮らせてもらえるところがよいでしょう。

雨の日は、雨をしのげるところで撮影できるように事前に考えておいたほうがいいですよ!

→ 雨の場合は社内でお願いできますか?とか…

1時間くらいでも現場近くにカメラマンと早めに行って、周りを探すなど…

(当日のロケハンは、うまく見つからない可能性もあるので、ちょっと危険ではありますね!)

取材参加人数

大人数で押し掛けると迷惑ですし、取材相手も心の準備が必要だと思うので、「編集者1名、カメラマン1名、ライター1名」などのように取材人数を伝えておく。

直前にもう一人増えてしまう場合は、当日「申し訳ありません、一人増えてしまいました」程度でいいかと思うのですが…取材パスなどの準備が必要な場合は、人数は増やさず確定したほうがよいでしょう。

もしインターンの子を連れて行くなど、取材人数が増えそうなら「編集者1名、カメラマン1名、ライター1名(予定)」としたほうが、あとから言い訳がたちますね!

取材趣旨

どうしてその人を取材したいと思ったのか。

取材させてもらいたいわけなので、こちらの熱意が伝わる文章だとよりいいです。

「現在●●で話題になっている●●氏に、●●の内容について深くお伺いしたいため、取材のご依頼をさせていただきました」など。

質問内容

相手が取材前に心の準備、答える準備ができるように、4つほど予定する質問を箇条書きで列挙するといいです。

ここのポイントは、「今までの取材記事で分かる内容」1点くらい、あとは「オリジナルでぜひ聞きたいこと」3点くらいの配分で質問を散らすとよいかと思います。

「今までの取材記事で分かる内容」→ 一度答えたことがあるのでハードルが低めの内容

「今回オリジナルで聞きたいこと」→ タイムリーなネタなど、今までの記事には出てきていない内容

これにより、基本を踏まえて、こっちの方向に話が向いてくるんだな、タイムリーなネタについて話さなくてはならないんだな、と相手は回答の準備ができます。

媒体の説明

これは必須ではありませんが、その媒体の影響力やターゲット層、PV数など、相手が「ああ、取材されたいなあ!と思うようなことを散らすことで、より取材にOKがもらえるようにするためです。

謝礼について

基本的には、無料で取材に応じてくれる場合がほとんどだと思いますが、中には「謝礼は発生しますか?」と言われることも。

いくらまでだったら出せるのか、謝礼を要求されるなら取材はあきらめるのか。

それに関しては、各媒体のスタンス次第だと思います。

「謝礼は出せないのですが、その場合だと難しいでしょうか。」と尋ね、無理な場合は「でしたら今回は取材を諦めることにいたします」という回答もアリです。

→次の人選に行きましょう!

これに関しての金額設定は、私には残念ながらコメントできません。ごめんなさい!

おまけでお願いできるといいこと

今回の取材申請書は、基礎的なものにこだわったため、あえて入れておりませんが…。

「思い出に残っているお品物や、いつもお持ちになっているお守り的なものがあれば、一緒に撮らせていただいていいですか?」

こんな感じで何か相手にとっておきのものを用意してもらうのは結構おすすめ!

取材申請書段階だとスムーズ。

もしくは取材OKが出た後に個別のご連絡でもよいですね。

顔写真ばかりのところに、物撮りのモノの写真が入ってくるとアクセントになりますし…

それを見るまなざしの優しさを撮影できたり、思い出話などを語ってもらうことで、表情がほぐれていい笑顔が撮れる可能性があります。

ご家族の写真、は、個人情報の関係で無理だと思いますので、あきらめましょう!!
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