インタビュー取材の成功のコツ④【いよいよインタビュー実践編】

Last Updated on 2022年7月23日 by maco

目次

いよいよインタビュー。何を見る?何を聞く?何をメモる?

約束の時間になりました。部屋に通されます。

緊張でいっぱいだと思いますが、ここから数十分、目いっぱい集中することになります。

ここで見聞きしたものすべてが、のちの原稿の素材になります。

相手の人柄がわかるものはすべて見て、メモってください。

この瞬間から、すべてのものを見て、すべてのことを感じてください。

ここでちゃんと観察しているかどうかで、原稿の書きやすさが変わってきますよ!

インタビュー時の注意点

経験が浅い場合はフレッシュにアプローチ

ライター経験の多い少ないは、この時点からは関係ない!と自分に言い聞かせましょう。

もちろん経験が多いに越したことはないけれど、少なかったら少なかったで

[chat face=”profile.png” name=”” align=”left” border=”red” bg=”red” style=””]私、こういう取材の経験が浅いのですが、頑張りますのでよろしくお願いいたします。[/chat]

と言ってしまいましょう。

相手が取材慣れしたベテランなら、きっと可愛がってくれるはずです。

大事なのは「相手からいい話を聞きだすこと」だけです。

相手のふところに入ることが一番大事

インタビューで大事なことは、相手からどんな価値あるひとこと、エピソードを引き出せるかにかかっています。

そのためには、こちらに心を許してもらうことが大事。

 相手の尊敬できるところをほめる。

 相手の話に大きくうなずく。

 大げさにリアクションする。

与えられた短い時間で、どれだけ相手の心を開かせて、本音を引き出せるかにかかってきます。

逆にいうと、本音が引き出せた人が勝ち。経験じゃありませんよ!

インタビューの始まりから、原稿の素材集めを始めよう

部屋の中を見る。本人を見る。

もし会社の部屋などに通されたなら…

✔ まずは本人にご挨拶。本人の服装はどんな感じでしょうか。

✔ 部屋はきれいですか?雑多な感じ?

✔ 書類がいっぱいある?所狭しと商品が置いてある?

✔ 棚の上には家族の写真?趣味のゴルフバックがある?

すべてパパっと見ていきます。

にこやかに挨拶をしながら…話のネタになりそうなことはないかを目で、瞬間でチェックするのです。

その理由は、これが原稿を書く際の″つかみ”にできる場合があるから

「通された部屋には所狭しと書籍が積まれている。『本の中にいると、なんだか落ち着くんです』と●●さんは笑った。その顔は少年のようだった。

今回お話を聞いたのはあの有名な●●社の社長、●●さん。」

…みたいな感じで原稿の導入部分が作れたら、ああなんだか親しみが持てる人柄なんだな、という雰囲気を、最初から読者に印象付けることができますよね。

ICレコーダーをセットする。ちゃんと録音できてる?

「それでは、録音させていただきますね、よろしくお願いいたします」などと言ってICレコーダーと、もしスマホでも録音するなら机の上に置きましょう。

録音はちゃんとできていますか?チェックしてくださいね。

(i phoneにはボイスメモという機能があって、これがクリアに録音してくれるので助かるのですが、Androidスマホには録音機能がない機種もあるようですのでご注意を。)

ICレコーダーについては、私はソニー ステレオICレコーダー ICD-TX650 : 16GB 高性能デジタルマイク内蔵 ブラック ICD-TX650 Bを使っています。とっても優秀で頼れるボイスレコーダーです。

質問メモは手元に置く。机に置いちゃってもよい

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事前準備編でお伝えした、「質問メモを作っておく」こと。

この質問メモは当日どう使うか

自分の手元に置いて、ちらちら見ながら一番大切な質問を聞き逃さないようにしてください

机の上にはICレコーダー。

自分の手元は、メモと鉛筆。

メモと鉛筆と一緒に、質問メモも、手元に持っていていいです。

ですが、もう開き直って、相手から見える机の上に置いてしまってもよいです

「これを聞きたい」っていうのが相手に見えた場合…

相手が「その質問も聞いてくれていいよ?」

「その質問ぼくに聞かなくていいの?」などと気を回して話してくれる場合もあるのです。

なので、質問メモは常に手元に。これは先輩から教えてもらったことです。

メモがちゃんと見えるところにあれば、インタビュー中、自分も安心できます。

相手の目を見て、相手の話に集中すること


アラフィフになった私は、これが一番の問題!

集中力がなかなか続かない!

けれど、そんな私もいつも必死で相手の話を聞いています。

ちょっとしたきっかけから、話が大きく弾むことがあるので、相手の目を見て話を聞きましょう。

そして「それって、もう少し具体的にお聞きしていいですか?」と話を向けるタイミングを狙います。

話が広がった瞬間はチャンス!そのまま話させて!

相手が聞いてほしかったツボや、夢中になって話し始めてくれる瞬間があります。

そうなったらこっちのもの。

話の腰を折らずに、そのままどんどん話してもらいましょう!

盛り上がると、思ってもみなかった、いいお話が聞ける可能性もあります。

持ち上げて、持ち上げて、調子に乗っていただき、たくさん話していただきましょう

(脱線したまま時間が終了にならないように、時間管理だけはしっかり!)

タイトルになりそうなワードを引き出そう

「今、その時の自分に何と言ってあげたいですか?」

「その気持ちをひとことで表現すると何でしょう?」

「その商品にキャッチフレーズを付けるとすればなんでしょう?」

など、ひとことで返答してくれるような質問は、そのまま原稿に書くときタイトルに採用できる可能性大

話が乗ってきたら、ひとことで答えを返してくれそうな質問を投げかけてみるのも手です。

「今日はありがとうございました」の後も、取材は終わりではない

インタビュー終了の時間がきました。

「これでお時間が来たので、取材を終わらせていただきます。

今日は本当にありがとうございました。

ではこの後、少し撮影をさせていただきますね」

と言って、手元のメモやICレコーダーを引き上げます。

が!!!!ライターの取材はここで終わったわけではないのです。

相手は「はー、インタビュー終わった!」と、ほっと息をついて無防備になっているとき

ここから、メモを取ったり、録音していない状態のまま、撮影待ちの間に、ちょこちょこと、身構えているときにはできなかった質問をしたりします

インタビューの後の撮影に向かうために歩いているときなど、本当にちょこっとした時間をうまく活用するのです。

このタイミングで聞いた小話を記事に書いたことも何度もあります。

[chat face=”profile.png” name=”” align=”left” border=”red” bg=”red” style=””]でも、インタビュー終わったって言いながら、そのあとのことを記事にするって、ズルくないですか?[/chat]

それはないです!

後から記事にしたとき、相手はあまりその違いは分かっていません。

原稿を書いた後、先方に送って内容をチェックしてもらいますよね?

ダメならその段階で外されるだけです。

いいコメントが取れたらどんどん原稿に落とし込むべきです。

…撮影がすべて終わって、撤収の準備が整って。

「今日は本当にありがとうございました」と言ったら、本当に取材が終わりです。

[chat face=”profile.png” name=”” align=”left” border=”red” bg=”red” style=””]本当にお疲れ様でした![/chat]

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この記事を書いた人

ほぼ50歳になるマコです。若いときに比べて体力も落ち、体の線も変わると、選びたいファッションも変わるし… アラフィフになって思うことを書き綴っています。ダム好き。刑事ドラマ好き。千葉雄大好き。

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