【介護日記】高齢母、オレオレ詐欺にひっかかる。今思えば認知症のスタートはこのあたり

実母と二世帯住宅で一緒に暮らしている私ですが、アルツハイマー型認知症と診断されるまでには、いくつかサインもありました。

そのサインを見逃してはいませんでしたが、それでもまだ「母は大丈夫」と信じたかった。

正常性バイアスってやつかもしれません。

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オレオレ詐欺にひっかかる

80歳でも元気なおばあちゃんはいるもの、と認識していた私でしたが、「しっかりしてよお母さん!」と思うこともありました。

以前書いたことがあるのですが、そのひとつが「オレオレ詐欺」です。

母が落ち込んでいるのでどうしたのか聞きに行くと、「孫からお金が必要だから用意するように言われた」というのです。

し か し

「電話がかかってきた孫」は私の息子で、現在も同居中…。

おかしいでしょうよ…。

オレオレ詐欺の電話で「30万円用意する」と言ったのが問題に

電話中に「30万円なら準備できる」と母が言ってしまったのでした。

これがのちのち問題になりました。

「金額を言ってしまうと、下手すると強盗される可能性があるため家に居させないでください」と警察に言われ…

それまでデイホームに行ったことのなかった母でしたが、急遽、2週間の短期ショートステイに行くことになりました。

家の近くではありましたが、まったく初めての施設。

私は入居中はお任せしていて、1度か2度しか様子は見に行きませんでしたが…、体験ショートステイということで、比較的価格もお安めにご案内いただきました。

(ただ結局1週間はそこに入居したものの「つまらないから帰宅したい」と母が言い張り、警察と相談の上、帰宅することになりました)

オレオレ詐欺がかかってくると困るので固定電話を取り外し

この段階で、長年番号を変えていないためにどこかから情報が洩れている恐れのある固定電話は取り外すことになりました。

母の連絡手段は、過去3年ほど使っているガラケーだけになりました。

それでもそんなに問題はなく、母はガラケーに番号が登録してあっても、いちいち番号をプッシュして連絡していました。

もちろん私にもちゃんと、かけようと思ったタイミングで電話がかかってくるようになっていました。


「なんだか今までと違う感じになってきた」というのは、ちょっとしたサインで気づくもの。

けれどオレオレ詐欺で、まさか同居している孫からの電話だと信じるとは思っていませんでした。

これには本当に驚き、母が何をしているのかいつも不安になり、日々母の動きを目で追うようになりました。

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この記事を書いた人

ほぼ50歳になるマコです。若いときに比べて体力も落ち、体の線も変わると、選びたいファッションも変わるし… アラフィフになって思うことを書き綴っています。ダム好き。刑事ドラマ好き。千葉雄大好き。

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