料理ができない高齢の母の食事をどうする?8つの解決法【体験談】

Last Updated on 2023年9月24日 by maco

高齢になってもひとりで暮らす!と覚悟を決めているなら、自分の料理は自分で調達できて当たり前!

そんな気持ちだったのですが、だんだんとそうもいかなくなってきます。

火事の心配や、今までできたことができなくなってくる、記憶が怪しくなってきているなどなど…。

80歳以上になった母の食事の悩みと解決方法をお伝えします。

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[chat face=”profile.png” name=”” align=”left” border=”red” bg=”none” style=””]ちなみに一番大事だと思っていることは、

「毎度毎度期待されても、できないこともあるよ」と伝えておくこと。

私たちだってアラフィフ世代で、常に気力体力があるわけでもありません。

自分の逃げ道を作っておかないと、介護家族の健康のために、私たち自身の健康を害することになりかねません。

私たちのことは、だれも守ってくれないのです。[/chat]

目次

高齢の母が料理ができなくなってきた理由

母の認知度が少しずつ低下してきているのを感じています。

ここのところ、コロナ感染者の急増で私の仕事もリモートに変更になり、家にいるために母は私を頼りきるようになりました。

昼ごはんも私の部屋をのぞいて、「なんか食べる?」と…。

「なんか食べる?」は、母が料理をしてくれるという意味ではありません。

「お昼ご飯、なんか用意してくれる?」の意味なんです。

毎日家族の料理を用意するのも大変なのに、あとひとり母の食事も加わる。

たかだかひとり分増えるだけでしょ?

…いやー…私はこれが結構な心の負担なんです…。

ちなみに母がこんな感じになったのにはいくつかの理由があるのです。

料理に自信がなくなったし頑張る気も起きない

料理ができなくなってきたのは、ずばり「自信がなくなってきたから」です。

そして誰のためにも料理を作る元気もない。80過ぎなので仕方ないのかもしれないです。

ただ、普段は二世帯住宅の階下でひとり暮らしの母。

この家で暮らすことにこだわるなら、もっともっと頑張ってほしいところでした。

火の元が不安で料理したくない

一度、とろ火のまま火がつけっぱなしで放置されているところを見てしまい、これは危険と思って母に指摘しました。

あと、問題だなと思ったのは、高いところにガスコンロの換気扇のスイッチがあること。

我が家は高気密住宅のため、ガスを使うときには必ず換気扇を回さなくてはなりません。

しかし、少し背伸びしないと届かないところにある換気扇のスイッチを入れなくてはいけない、という感覚がなくなってしまったようです。

[chat face=”profile.png” name=”” align=”left” border=”red” bg=”none” style=””]このあたりが、高齢者になんとかひとりで頑張れといっても難しいところです…。[/chat]

自分でやらなくても頼れる人がいる

我が家の場合ですが、私は2階に住んでおり、在宅で仕事もしている。そのため頼ろうとすれば頼れる。

なので、できなければ頼れば娘がやってくれるだろう。そう思うようになってきている気がします。

母はずっと営業の仕事をしていたため、人を動かすことは上手なのですね。

なので、「人を褒めて仕事をさせる」ことに慣れていて、私のこともほめたたえます。

ほめたたえても時間がなく、家族のことで精いっぱいで、できないものはできない、というケースがあるところまでは考えが及ばないようです。

料理ができない高齢の母への対応

料理ができない高齢の家族に対する対応はいくつかあるなと思います。

そのうち、私が検討したもの、実践しているもの、計画していることをお話していきます。

近所なら、作った料理を母に届ける

[jin-iconbox09]手作りのおいしいものを届けられる

高齢者の好き嫌いをメニューに反映できる[/jin-iconbox09][jin-iconbox14]作り手の負担が大きい

おいしい手作りを常に期待される[/jin-iconbox14]

これは2世帯同居だからできることですが、作った料理を母に届けるのは方法だと思いますよね。

同居されて普段当たり前のようにおいしい食事を作っている方、本当に尊敬します…!

ちなみに私の場合は、料理が毎日何度も、となると本当につらいんです。

うちは夫もずっと在宅、子どもも夏休みで比較的家にいるか、部活でお弁当を作る必要があります。

いったい、何人分、何食作ってるの?と思うほど。

子どもも食べ盛りだから、どのくらい食べるかも想定できず、多く余らせてもつらいしと思うと量を作れない。

夫は毎食手作りを求めてくる、母にあげればおいしいと言ってくれるけれど、褒められるより料理自体、作りたくないときがあるのです。

ここは悩みどころです。

離れた高齢家族にチンすればいいだけの手作り料理を配送する

[jin-iconbox09]高齢者の好みの食事に愛情をこめて送れる

食事のことで定期的に連絡を取り合える[/jin-iconbox09][jin-iconbox14]作り手の負担が大きい
[/jin-iconbox14]

別居している高齢の家族に、料理を作って冷凍してクール便で配達する、というすごい人もいます!

私にそこまでのことができるかと言われると、ちょっと自信もないのですが…。

ただ、最近思うのは、アラフィフだからこそ「そんなもんだと思って淡々とこなせれば意外とルーティーンにできる」こと。

我が家は二世帯住宅だから必要になっていないだけで、やろうと思えばできるのかもしれません!

https://love40s.net/other/oyanitsukuriokibooks/

[chat face=”profile.png” name=”” align=”left” border=”red” bg=”none” style=””]介護と考えるから大変なだけで、「離れて暮らす大学生の息子に家庭の味を届けたい」という気持ちになればできることなのかもしれません。

ただ…息子ならば、近くのコンビニやレストランでテイクアウトを購入することができるだろうけれど、高齢の家族はそんなに気軽にはいかない。

そのあたりが大変なところかも。[/chat]

母がひとりで料理を作れるようにIH調理器を買う

[jin-iconbox09]高齢者自身が自分の好きなものを調理できる

火事の不安がない[/jin-iconbox09][jin-iconbox14]使い方をマスターするのに時間がかかる電気代がかかる

IH電磁調理器と他の電化製品を一緒にたくさん使うとブレーカーが落ちる危険性あり

ブレーカーが落ちても高齢者自身で復旧が難しい[/jin-iconbox14]

母が料理を作るのがおっくうになったこの春、真っ先に準備したのは「卓上IH卓上コンロ」でした。

私が出社する前や子どもが学校に行くとき、バタバタしている朝ごはんはなかなか母の分まで手が回りません。

ガスに関しては一度消し忘れがあったため、「気を付けて」と声をかけたところ不安が増したようです。

そのため、「火事を出したら取り返しがつかない」と思い、急いでIH卓上コンロを購入。

導入には多少トラブルもありましたが、卵焼きを作るくらいはできるようになりました。

現在のガスレンジをIH対応に変えるためには、100万円以上のリフォーム代金がかかってしまうことも。

これはちょっと気軽にできる金額ではありません。

この卓上IHコンロは、コンセントにつなくだけで使えるものです。

ワンルームでよくあるIHコンロと思えば、高齢母だってそこまで調理しないし、これで十分かと思いました。

1万円未満で評判もいいものを通販(楽天)で購入。

[chat face=”profile.png” name=”” align=”left” border=”red” bg=”none” style=””]高齢者は「本人が自分でちゃんと使いこなせるか」という別の問題も存在するので、とりあえず安いものからスタートでいいと思うんです。

買っても使いこなせなかったら、そもそも無駄になってしまうので!

今回はパナソニックで1万円以下のものがあったので、信頼できると思ってこちらを購入しました。[/chat]

https://love40s.net/kaigo/20210810ihtakujyoukonro/



さて。こういった「使い方を覚える」系のマシンの導入は、高齢者にとって早ければ早いほどいいと思いました。

理由はひとつ「使い方を覚えられなくなってしまうから」。

新しいものには「私には難しい」という拒否反応があるもので、慣れるまで使い方を何度も言い聞かせる、実際にやってみる必要がありました。

しかしおかげでIH卓上コンロを使うことができるようになり、ガスコンロを使わない分安心できます。

ただ、もちろんキッチンがガスコンロ以外に一口コンロが増えるわけなので、台所が手狭にはなります。

[chat face=”profile.png” name=”” align=”left” border=”red” bg=”none” style=””]母は、今現在このIH卓上コンロと電子レンジを愛用しています。

炊飯器を使うのがちょっと無理になってきました。(なので我が家が炊いて、冷凍したご飯を差し入れています)[/chat]

いざというときの冷凍食品を準備する

[jin-iconbox09]電子レンジで調理できるので簡単

高齢者が好きなものを選んで食べられる
[/jin-iconbox09][jin-iconbox14]冷凍庫への入れすぎや品質には注意が必要

アルミ包装の冷凍食品をそのままレンチンすると火花が散る[/jin-iconbox14]

私も外出中だったり、母に渡せる料理が足りなかったりするときのために、次なるリスクヘッジを考えています。

それは「宅食」!

うちの子のお弁当に常備しているため、冷凍食品になじみがある私。

チャーハンもとてもおいしいので、いざという時にはあっていいですよね。

パッケージを電子レンジに入れてチンすればいいのですが、たまにアルミのパッケージで電子レンジには入れると変な音をたてて保温できないものもあるので、注意は必要かもしれません。

母が気に入りそうなものを、ちょっとずつ買い足していこうと思います。

Uberを頼む、テイクアウトを買ってくる

[jin-iconbox09]高齢者自身が自分の好きなものをリクエストできる
[/jin-iconbox09][jin-iconbox14]家族の買いに行く手間が必要[/jin-iconbox14]

これも二世帯住宅という、高齢者の近くに住んでいるからこそ対応は可能なことです。

夫は手作りで健康にとプレッシャーをかけてきますが、母は「おいしければ手作りじゃなくてもいい」とも考えているため、母のためにお弁当を買ってきてあげられればいいわけです。

ただ、毎回だと費用もかさむし、私も自分の家族+母の分を全部買う予算は厳しいので、母には費用を負担してもらおうと思っています。

と同時に、買いに行くのも結構めんどくさい…!ので、これはたまに取り入れる手法としておきます。

定期的な食事の配達を頼む

[jin-iconbox09]家族の負担なく栄養のバランスがとれた食事が配達される

生存確認をしてくれて安心できる[/jin-iconbox09][jin-iconbox14]味に飽きると食べてくれない
[/jin-iconbox14]

ケアマネージャーや自治体に問い合わせると、食事の配達をしてくれる会社をいくつか紹介してくれます。

[chat face=”profile.png” name=”” align=”left” border=”red” bg=”none” style=””]うちもケアマネージャーがチラシを持っていたり、いくつかのお店の連絡先を教えてくれます。[/chat]


この宅配お弁当のいいところは、毎日決まった時間に本人に手渡しすることで、生存確認も同時にしてもらえる仕組みです。

これはとてもいいと思うのですが、仕出し弁当のようなものが毎日届く…それに飽きてしまうと、本人に嫌がられてしまいます。

うちの母のことですが、母だけではなく父も当時そうでした。大敵なのは「飽き」です。

(以前、曾祖母を介護していたときには食事の配達にも介護保険が適用されて少しお安く注文できたのですが、今回母のことで問い合わせたところ、私の自治体ではそのような補助はなくなっていました)

ヘルパーを頼む

[jin-iconbox09]家族の負担なく栄養のバランスがとれた食事を作ってくれる

高齢者の話し相手になってくれる[/jin-iconbox09][jin-iconbox14]料理上手かは未知数

介護等級によっては依頼できる回数が限られる
[/jin-iconbox14]

母の介護度は今現在「要支援2」のままですが、ここまで認知度が怪しくなってくると、おそらく申請をすれば要介護の等級になるのではないかと思ったりしています。

ただ、ヘルパーに依頼して自宅に来てもらい、料理を手伝ってもらうこともできるようですが…。

母は他人を家に入れるのが嫌らしいのです…。

現状はなんとか母自身ができていること、私ができていることがありますが、この先ヘルプが必要になった段階でヘルパーさんの助けは得たいところ。

今は我が家はヘルパーさんはお願いしていませんが、これはのちのちの検討事項です。

冷凍のお弁当を準備して必要なときにレンチンしてもらう

[jin-iconbox09]家族の負担なく栄養のバランスがとれた食事が配達される

高齢者がその日の気分でメニューを選びレンジで調理できる[/jin-iconbox09][jin-iconbox14]高齢者ひとりがクール宅配便を受け取ると、きちんと冷凍庫に保存できるかに不安が残る

飽きはきっとくる
[/jin-iconbox14]


冷凍庫に入れておけるお弁当なら、母が自分でレンジでチンして食べることができます。

そのため、これからちょっと冷凍お弁当という新たなジャンルを開拓していこうかと思っています。

[chat face=”profile.png” name=”” align=”left” border=”red” bg=”none” style=””]コロナ禍でリモートワークが進み、自分ひとりの昼ご飯を求める人のために、こんなにもいろんな冷凍お弁当が豊富になっているとは知らなんだ![/chat]

以前、母の夕食を毎食宅配のお弁当にしてもらっていたのですが、2か月で飽きてしまい、もうお弁当は注文したくない、とかえって頑なになってしまいました。

そこで知ったのが冷凍のお弁当です。

自分の食べたいものをレンチンするだけならよさそうだし、在宅で仕事をしている私としても作る手間が省けます。

まとめ~抱えすぎないことをモットーにする!

母のために毎食作ってあげる、というのは、はたから見れば理想ではあるけれど、料理下手でクックパッド頼み、しかも手際が悪い娘の私にはかえってストレスです。

もう、「家事や料理を完璧にこなす」をあきらめた私。

これからはいい感じの落としどころを探しつつ、利用すると便利なものを見つけて、なんとかだましだまし大変な時期を乗り切ろうと思っています。

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この記事を書いた人

ほぼ50歳になるマコです。若いときに比べて体力も落ち、体の線も変わると、選びたいファッションも変わるし… アラフィフになって思うことを書き綴っています。ダム好き。刑事ドラマ好き。千葉雄大好き。

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